• 社会医療法人 雪の聖母会 聖母の家・地域共生センター
    • お電話でのお問い合わせ 0942-34-3573(代)  
          
      •   
      •  
    • 交通アクセス
  • 文字サイズ

    • 標準
    • 拡大
  • サイト内検索 

閉じる


準備中です。

イベント開催報告

  • 2017.12.14 マリア・ホスピタル・コンサートを開催しました

     通院や入院中の方、近隣地域の方に癒しの音楽をお届けする「第1回マリア・ホスピタル・コンサート」が12月14日、聖マリア病院中央診療棟1階ホールで開催されました。
     今回のゲストは、オーボエ奏者の稲吉えりなさん、ピアノ奏者の近見りり子さん、ヴァイオリン奏者の野上幸子さん。それぞれが木製の楽器を演奏する3人組みであることから、Trio Forest(トリオフォレスト)の名で福岡県を中心に活動しているグループです。
     クリスマスが近いということもあり、ホワイトクリスマス、フロスティ・ザ・スノーマンなどのクリスマスソングを中心に演奏いただきました。3人が奏でる美しい音色に、観客からは笑みがこぼれ、曲に合わせて手拍子が起こる場面もありました。
     聖マリア病院では今後も定期的に「マリア・ホスピタル・コンサート」を開催します。次回は2月22日(木)に開催予定です。ぜひ、足をお運びください。
    たくさんの方に来場いただきました
    たくさんの方に来場いただきました

    Trio Forestの3人。左から野上幸子さん、近見りり子さん、稲吉えりなさん
    Trio Forestの3人。左から野上幸子さん、近見りり子さん、稲吉えりなさん

     
  • 2017.12.09 パイプオルガンの荘厳な響き 150人を魅了

     東日本大震災の復興を支援するクリスマスチャリティーコンサートが12月9日、聖マリア病院敷地内のカトリック教会「雪の聖母聖堂」で開催されました。
     今回は、愛知県立芸術大学講師で女流オルガニストの吉田恵さんによるJ.S.バッハ・プログラム。約1時間にわたり、シューブラー・コラール集第1曲 "目覚めよと われらに呼ばわる物見らの声" BWV645、前奏曲とフーガ ハ長調 BWV547など全8曲が披露されました。演目が進むにつれて、教会内にはパイプオルガンの荘厳で多彩な音がいっそう重なり合って響き合い、約150人の来場者を魅了しました。
     吉田さんは、東京芸術大学大学院修士課程を修了後、ドイツのハンブルク音楽大学卒業。1991年ブルージュ国際オルガン・コンクールでバッハ・モーツァルト賞を受賞し、94年より国内活動を開始。2004年から10年にかけて12回に分けて「J.S.バッハ:オルガン作品全曲演奏会」を開催するなど、バッハ演奏で高い評価を得ています。
     来場の皆様からいただいた献金82,820円は、宗教法人カトリック中央協議会カリタスジャパンを通じて被災地に送られます。
    雪の聖母聖堂で開催されたチャリティーコンサート
    ▲雪の聖母聖堂で開催されたチャリティーコンサート
    オルガニストの吉田恵さん
    ▲オルガニストの吉田恵さん
  • 2017.11.14 市民公開講座「ドキドキ 動悸 どうする?」を開催しました

     聖マリア病院は11月11日、久留米シティプラザで、日本人の三大死因の一つとされる心臓病の前触れともなる「動悸」をテーマに、市民公開講座「ドキドキ動悸どうする?」を開催しました。今回は「ドキドキ動悸どうする?」(演者:聖マリア病院、田代英樹循環器内科診療部長)、「かかりつけ医の役割と医療連携について」(演者:行徳内科胃腸科循環器科診療所、関幸彦院長)、「塩分控えめおいしい食事」(演者:聖マリア病院、立野順子栄養指導管理室長)、「不整脈治療の実際」(演者:聖マリア病院、髙瀬進循環器内科医師)の4部構成。動悸のさまざまな症状や原因、良い動悸と悪い動悸の見分け方、最新の治療法、注意したい日々の食事と減塩などについて、それぞれの専門家が分かりやすく解説しました。
     このうち関幸彦先生は、動悸を含め、さまざまな体の不調を見逃さず、病気の早期発見・早期治療のために、かかりつけ医を持つことが重要だと呼びかけました。
     約80人の参加者からは「減塩することが心臓病の予防に大切であることがよく理解できた」「かかりつけ医を持ち、上手に病院にかかるようにしたい」などの声が聞かれました。
     次回の市民公開講座は2018年3月17日(土)。「糖尿病と心臓病の関係(仮題)」をテーマに久留米シティプラザにて開催予定です。詳細が決まり次第、ホームページやチラシなどでご案内します。ぜひ足をお運びください。
    熱心に耳を傾ける参加者たち
    熱心に耳を傾ける参加者たち

    参加者たちの質問に答える4人の講師。左から立野順子、髙瀬進、田代英樹、関幸彦の各先生
    参加者たちの質問に答える4人の講師。左から立野順子、髙瀬進、田代英樹、関幸彦の各先生
  • 2017.10.01 「がんを考える」市民公開講座を開催しました

     聖マリア病院は10月1日、久留米シティプラザで「がんを考える」市民公開講座を開催しました。
     当院は、国から指定を受けた「地域がん診療連携拠点病院」です。がんの診療体制を一層充実させるため、本年4月、「緩和ケアセンター」「がん相談・診療支援センター」を新設しました。今回の講座は、がん患者とその家族、がん診療に関心のある地域の医療関係者、一般市民に両センターの機能を紹介し、がん治療や緩和ケア医療の実際を伝えるために開きました。
     第1部では、女優でがんサバイバーの仁科亜季子さんが「がんになっても元気に明日へ~今だから伝えられること~」と題し講演しました。自身の4度のがん手術の経験から、病気に負けずに明るく過ごすための「元気」「陽気」「強気」、手術や治療を前向きな気持ちでうけるための「やる気」「根気」、早期発見のために健診を受ける「勇気」の6つの「気」を大切に、PPK(Pin Pin Korori、ぴんぴんころり)で人生を終えることができるように過ごしてほしいと語りました。
     第2部のパネルディスカッション「がんになっても元気に生きよう」では、今村豊緩和ケアセンター長がコーディネーターを務め、がん治療や緩和ケアに携わる聖マリア病院の看護師、薬剤師、理学療法士、臨床心理士、医療ソーシャルワーカーが、聖マリア病院で行われているがん治療や緩和ケア医療の実際、セカンドオピニオン制度、がん相談支援室・臨床心理室での無料相談などのさまざまなサポート体制について、Q&A方式で分かりやすく説明しました。それを受けて、緒方俊郎がん相談・診療支援センター長も交え、4月に新設された両センターの機能を紹介しました。
     講座には約280人が訪れ、参加者からは「なにごとにも前向きな仁科さんに勇気をもらった」「病院のサポート体制がこれほど充実しているとは知らなかった」「早期発見、早期治療のために健診を受ける決心がついた」などの声がきかれました。

    笑顔で講演する仁科亜季子さん


    新設の2つのセンターのスタッフたち


     講演に先立ち、9月30日、仁科亜季子さんは聖マリア病院でがん治療を続ける約20人の患者のもとを訪れ「痛みや不安で病気に負けないよう、日々楽しいことを考えて、治療を頑張ってください」と励ましました。
  • 2017.07.24 九州夢大学の企業研究ゾーンに出展しました

     7月24日、『九州夢大学 in 福岡』が福岡国際センターで開催されました。このイベントは、株式会社マイナビが「1日で進学と、その先を考える事のできるイベント」として毎年開催しているものです。会場には九州各地の大学と企業・職業人が集結し、大学説明会ゾーン、企業研究ゾーン、お仕事研究ゾーンに分かれて、各校の学部やゼミの紹介、各企業・職種の特徴や仕事内容を紹介しました。
     聖マリア病院は「企業研究ゾーン」に出展し、事務員、看護師、薬剤師、診療放射線技師、臨床検査技師、臨床工学技士がそれぞれの職種や病院、医療の仕組みについて紹介しました。ブースには100人を超える学生が訪れ、熱心に耳を傾けていました。

    自身の経験を語る聖マリア病院の男性看護師。学生たちは熱心に耳を傾けています
  • 2017.07.13 脳死下臓器提供の検証会などを開催

     1997年に臓器移植法が施行されて20年。聖マリア病院では、臓器提供を希望する患者さんやご家族の尊い意思を、病院全体で支援できるよう、院内体制を整備しています。
     その一環として、7月13日に、当院で3例目となる脳死下臓器提供(2017年1月に実施)の事例検証会を開催しました。 検証会には職員約70人が出席。主治医や臓器提供の中心となる院内コーディネーター、関係部門の代表者らが、患者さん搬入から臓器提供に至るまでのそれぞれの活動や反省点、疑問点などを報告しました。また福岡県メディカルセンターの岩田誠司氏も交え、会場全体で今回の反省点を次回にどう生かすか、活発なディスカッションが行われました。
     またそれに先立ち、6月28日には院内の移植医療実施報告会を開催しました。報告会は、職員が移植医療への理解を深め、移植医療を実施する上での問題点や今後の展望を検討するために開かれたもので、100人を超える職員が参加しました。移植医療に携わる医師、看護師、コーディネーター、薬剤師など13人の職員が、これまで実施してきた22例の生体腎移植と3例の脳死下臓器提供について、その時に感じたことや苦労したこと、これからの展望など、それぞれの思いを語りました。
     当院の移植医療に対する活動について、生体腎移植に取り組む移植外科の谷口雅彦診療部長は「僅か1年半で22例の生体腎移植を行うことができたのは、各職種の方々のご協力の賜物だ」と話しました。また、脳死下臓器提供管理委員会の福田賢治委員長(脳神経センター長)は脳死下での臓器提供について「尊厳を守りつつより良き医療を目指すことが重要だ。脳死下臓器提供を推進する土台には終末期医療がある。今後は終末期医療のあり方も議論しながら進めたい」と話しました。

    活発に議論する聖マリア病院の職員たち(7月13日の検証会)
  • 2017.06.12 第9回聖マリア病院緩和ケア研修会を開催

    聖マリア病院は6月10、11の両日、がん診療に関わる医師に対する緩和ケア研修会を開催しました。この研修会は、国指定の「地域がん診療連携拠点病院」として、がん診療に携わる主に筑後地区の医師を対象に緩和ケアの基本的な知識、技術を修得してもらうために2009年以降、毎年開いています。

    9回目となる今回は、院内外の医師37人が基本知識を学ぶ講義を受け、事例をもとにしたワークショップや3人1チームに分かれて患者に病状説明を行うロールプレイなどに取り組みました。

    参加した医師らは「患者さんと接する際に配慮すべき点など新たな視点が得られた」などと研修会の意義を評価。修了式では、当院緩和ケアセンターの今村豊センター長が「受講者には2日間のタイトな研修日程の中、熱心に取り組んでもらった。今後、がん患者さんの対応に際しては研修の成果を生かしてほしい」と総評を述べました。

    聖マリア病院で開かれた緩和ケア研修会

  • 2017.06.08 感染症対策実地訓練を実施

     聖マリア病院は6月7日、久留米市内で新型インフルエンザ疑い患者が発生したことを想定した感染症対策実地訓練を行いました。この訓練は第二種感染症指定医療機関として、2類感染症および新型インフルエンザなどの発生時に、迅速かつ適切に対応するために、久留米市保健所の協力で毎年実施しています。
     訓練には当院のほか、市保健所、筑後地区の病院から約30人が参加。市内在住の男性が海外で新型インフルエンザ疑いの患者と接触。帰国後、男性本人に発熱や呼吸器症状が現れ、新型インフルエンザの疑いがあるとして、市保健所から当院地域医療支援棟13階の感染症病室までの搬送や入院後の診察、検体採取などの流れを確認しました。
     訓練後は、参加者による意見交換会を実施。当院医療の質管理本部の馬場千草師長は「慣れない防護具をつけ、普段と違う手順で行う問診や診察は戸惑うことも多い。今回の反省点を踏まえ、いつか本当の感染症患者を受け入れる状況になったときに慌てず焦らず対応できるよう、今後も訓練を積み重ねていきたい」と総括しました。

    検体採取の様子


    訓練後の意見交換会では改善点などを活発に議論しました
  • 2017.04.21 第85回 聖マリア病院地域医療支援講演会を開催

     聖マリア病院は4月21日、第85回地域医療支援講演会を開催しました。「あすの診療に役立つ教育講演」をコンセプトに当院職員と連携登録医向けに開催しているもので、今回は一般演題「聖マリアヘルスケアセンター生活習慣病科における骨粗鬆症治療に対する取り組み」(演者:聖マリアヘルスケアセンター、福井卓子生活習慣病科診療部長)、特別講演「糖尿病の骨粗鬆症 どうやって治療するか」(演者:医療法人新生会高田中央病院、斉藤美恵子糖尿病内科部長)の二部構成。
     福井医師は、近年増加している大腿骨近位部骨折により健康寿命が短くなることを指摘し、骨粗鬆症の早期発見や治療介入への日ごろの取り組みについて話しました。斉藤医師は、骨粗鬆症の発症が糖尿病と深く関連しており、骨粗鬆症が老化だけでもたらされるのではなく、適切な治療をすることで骨粗鬆症による骨折や寝たきり状態を減らすことが可能であると訴えました。
  • 2016.12.06 布井糖尿病センター長に鈴木万平賞

     第10回鈴木万平賞(2017年度)が聖マリア病院糖尿病センター長の布井清秀医師に贈られることが決まりました。公益財団法人鈴木万平糖尿病財団が贈るこの賞は、糖尿病療養指導に積極的に取り組み、治療や予防に著しく貢献した個人、団体を顕彰するもので、この分野では国内で最も権威ある賞の一つとされています。
     布井氏は、1987年から日本糖尿病協会福岡県支部の再編に取り組み、100カ所以上の「友の会」を設置するなどさまざまな改革を行い、現在の県糖尿病協会の基盤を構築。97年以降は、筑後地区や佐賀県に糖尿病療養指導士認定委員会を設立し、地域での療養指導士制度の基礎を築きました。この間に制作した研修カリキュラムなどは全国に広がり、資格取得後の研鑽の場として地域糖尿病療養指導士会を立ち上げました。布井氏らを核にした福岡県糖尿病療養指導士会の活動は第1回鈴木万平賞・団体(2007年度)に結実しました。
     今回の受賞決定について布井氏は「医師とメディカルスタッフ、患者を含む全員が同じ地平に立ち、カを合わせれば強くなれることを実践してきた証になります」と語り、専門医が少ない問題の解決策の一つとして進めてきた療養指導士制度の維持と地域医療へのさらなる貢献に意欲を燃やしています。
     布井氏は1949年生まれの67歳。九州大学医学部卒業。91年に当院の糖尿病内分泌内科診療部長として入職、95年副院長に就任し、2015年から現職。

     
    布井清秀・糖尿病センター長