• 社会医療法人 雪の聖母会 聖母の家・地域共生センター
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イベント開催報告

  • 2023.03.18 研修医23人、専攻医3人が研修を修了

     3月18日、聖マリア病院の雪の聖母聖堂で初期臨床研修医・専攻医修了式が行われました。2022年度は医科基幹型臨床研修医17人、医科協力型臨床研修医6人、専攻医3人が、同院での研修を修了。式では谷口雅彦病院長が修了生一人一人に証書を手渡し、「今日まで支えてくれた家族や友人、一緒に学んできた仲間たち、指導医をはじめ病院スタッフの皆さん、たくさんの人たちへの感謝の気持ちを忘れずに、全ては患者さんのためにという思いを第一に前へ進んでください」とエールを送りました。


    2年間の初期臨床研修を終えた研修医たち
  • 2022.11.29 バンビーノ・ジェズ小児病院と国際交流協定を締結

     聖マリア病院と聖マリア学院大学は11月29日、バチカンのバンビーノ・ジェズ小児病院と包括的な国際交流協定を締結しました。教育・研究の学術交流、保健、医療、福祉の奉仕活動をカトリックの理念に基づき実践するため、今後アジアを中心に協力を推進していきます。
     協定締結式は、当院とバンビーノ・ジェズ小児病院をネットで繋ぎ実施。当院からは井手義雄理事長、谷口雅彦病院長、ジュセッペ・ピアッツィニ法人司祭、前野泰樹副院長、神代明美看護部長ら7人、学院大学から井手三郎理事長、井手信学院長、バンビーノ病院からマリエラ・エノック理事長、ミケレ・サラタ緩和ケアセンター院長、ルイジ・ズカロ生命倫理専門医・司祭ら5人、カトリック・ミラノ外国宣教会からアンドレア・レンボ日本管区長が参加しました。
     WEB画面を通じて出席者の紹介と協定書の内容確認を行った後、当院と学院、バンビーノ病院の各理事長が協定書に署名しました。参加者全員が拍手をして協定締結を祝福しました。
     当院の井手義雄理事長は、新型コロナ禍の中で「フランシスコ教皇のメッセージが唯一の心の支えとなりました」と感謝の言葉を述べ、困難を乗り越えるために新たな国際活動に踏み出した経緯を説明。職員2600人のうち410人がコロナ陽性となり、100人が濃厚接触者になるような状況でも診療を止めずに済んだのは、「職員全員がカトリックの理念を理解し、奉仕の精神で医療活動を行った結果と思います」と話しました。
     マリエラ理事長は「バンビーノは教皇様の病院で、世界の人々に門戸を開いています。アジアで新しい活動の場ができうれしく思います。今後も多くの子どもたちを救うため国際交流協定に従って活動していきたいと思います」との決意を示し、来年春には当院を訪問することを約束しました。

    バンビーノ・ジェズ小児病院のスタッフが映し出されたWEB画面を背に写真に納まる
    (前列右から)井手三郎学院大学理事長、井手義雄聖マリア病院理事長、カトリック・ミラノ外国宣教会アンドレア日本管区長ら


    ▽バンビーノジェズ小児病院
    1869年に創立。ローマのサンピエトロ寺院に近いジャニコロの丘にある小児科専門の高次先進医療施設。24時間対応の救急部も併設しています。1歳児に世界最小の人工心臓手術を施すなど、国際的に重要な小児保健センターの一つとして認められています。
  • 2022.05.23 特定技能(介護)職員8人が来日

     社会医療法人雪の聖母会は新型コロナウイルス感染症対策による外国人入国規制の緩和を受け、特定技能(介護)職員の受け入れを再開。2022年4月16日から5月16日までに、計8人のカンボジア人特定技能(介護)職員を受け入れました。8人はそれぞれ介護老人保健施設聖母の家や聖マリアヘルスケアセンターで看護補助者として勤務しながら、日本の医療と介護そして文化について学びます。
     5月23日には全員が揃って井手義雄理事長と面会しました。まずそれぞれに勉強中の日本語で自己紹介を行い、代表してヤン・ソックヒェンさんから井手理事長にカンボジア土産のお菓子を贈りました。井手理事長は慣れない環境に緊張気味の実習生らに向けてクメール語で自己紹介をし、「カンボジアでは仏教が主ですが、当法人はキリスト教の精神を基盤として運営しています。仏教もキリスト教も高齢者を労り、子ども達を大切にし、人間の尊厳をいかに守っていくかという根幹は同じです。ともに働く仲間として、しっかりと学ぶことができるよう全力でサポートします」とエールを送りました。
    外国人実習生来日
    井手義雄理事長とカンボジア人職員たち
    後列左からヴォン・サリムさん、サン・カティヤさん、ゲン・チーヴォンさん、ヌン・ヤップさん、ヤン・ソックヒェンさん、ユン・ソチェターさん、ウン・スレイペッチさん、コット・チャントリアさん

     
  • 2022.04.15 新型コロナ対応で福岡県が聖マリア病院に感謝状

     聖マリア病院(谷口雅彦病院長)は、第二種感染症指定医療機関として多くの新型コロナウイルス感染症患者に対する診療・看護支援を行っています。当院の活動に対し、福岡県から感謝状が贈られました。
     4月15日に当院であった感謝状贈呈式で福岡県保健医療介護部の白石博昭部長は「2020年3月から今日に至るまで、長きにわたり新型コロナの診療活動に尽力されている職員の皆様に心から感謝します。終息にはまだ時間がかかるが、引き続き県庁と力を合わせて対策に取り組んでいただきたい」と話されました。当院を代表して感謝状を受け取った谷口病院長は「スタッフが頑張ってきた証。この感謝状に恥じないように、これからも職員一丸となって地域医療を支えていきたい」と決意を語りました。
    白石福岡県保健医療介護部長(左)と谷口聖マリア病院長(右)
    白石福岡県保健医療介護部長(左)と谷口聖マリア病院長(右)
     
  • 2021.12.23 市民公開講座 建築家・安藤忠雄さんが講演

     聖マリア病院は12月23日、久留米シティプラザ(久留米市六ツ門町)において市民公開講座を開きました。講師に世界的な建築家の安藤忠雄さん(東京大学名誉教授)を迎えた講演には、事前予約の市民ら約300人が詰めかけました。
     「これからいかに生きるか〜人生100年〜」と題した講演で安藤さんは、建築家人生のきっかけとなった一人の大工との出会いや、建築家としてのこれまでの活動をスライドに映し出しながら紹介。「一心不乱」に生きることで先が見えること、仕事に誇りを持った人が集まれば仕事が前に進むこと、そして、100年生きることを想定して生きるために「好奇心」を持ち続けることの大切さをエピソードを交えながら伝えました。
     講演の前後に催されたサイン会では、自身の著書の売り上げで子どもたちのための図書館を設計する活動を行う安藤さんが、書籍購入者一人一人に丁寧に応対していました。
    多くの市民を前に講演する安藤さん
    多くの市民を前に講演する安藤さん
    サイン会に参加する島病院長に笑顔で応じる安藤さん
    サイン会に参加する島病院長に笑顔で応じる安藤さん
  • 2021.11.02 聖マリア合同慰霊祭を執り行いました

     聖マリア病院を有する社会医療法人雪の聖母会は11月2日、雪の聖母聖堂において合同慰霊祭を執り行いました。この慰霊祭は同法人の病院・施設で亡くなられた方々を偲び、また医療の進歩のためにご遺体を献体された方々に感謝する式典で、キリスト教ですべての死者の魂のために祈りを捧げる「死者の日」にあわせて毎年開催されています。
     今年は新型コロナウイルス感染症の影響で規模を縮小しての開催となりましたが、9家族11人のご遺族、聖マリア病院の島弘志院長、檜垣浩一病理診断科診療部長ほか病院職員が参列し、お祈りと献花を行いました。
    祭壇に向かって祈りを捧げるジュセッペ・ピアッツィニ神父(雪の聖母会チャプレン)
    祭壇に向かって祈りを捧げるジュセッペ・ピアッツィニ神父(雪の聖母会チャプレン)
  • 2021.10.04 メディカルフードセンター祝福式を行いました

     聖マリア病院(島弘志病院長)は、2021年11月に新しい給食棟「メディカルフードセンター」を稼働予定です。それに先立ち10月4日、祝福式を執り行いました。式には病院・建築関係者ら30人が出席。ジュセッペ・ピアッツィニ神父(雪の聖母会チャプレン)を迎えて、センターの安全な運営を祈願しました。
     聖マリア病院はこれまで院内調理で給食を提供してきました。メディカルフードセンター稼働後は、管理栄養士が考えた献立に合わせた調理済み冷凍食品を外部業者から仕入れ、センター内の厨房施設で再加熱、盛り付け、配膳するクックフリーズ方式を採用します。
     式の中で島病院長は「入院中の食事料は20年前から変わらないのに、人件費・材料費は高騰し続けていて、多くの病院で悩みの種となっている。今回取り入れた新方式は美味しくて温かい給食をより安全に、素早く提供できる上に人件費も抑えられる。全国的にはまだ珍しい取り組みだが、これから日本中の病院で模倣されていくことになると思う」とセンターへの期待を述べました。
    地域医療支援棟(タワー棟)西側に建設されたメディカルフードセンター外観
    地域医療支援棟(タワー棟)西側に建設されたメディカルフードセンター外観

    祝福式の様子。ジュセッペ神父様が施設内を聖水で清めてセンターの安全を祈願しました
    祝福式の様子。ジュセッペ神父様が施設内を聖水で清めてセンターの安全を祈願しました
     
  • 2021.07.13 縁起でもない話をもっと身近に 南薫校区で出張講座

     7月13日 、久留米市南薫校区コミュニティーセンターで当院の出張講座が感染対策実施のもと開催されました。
     講座には75歳以上の30人が参加。ケアプランサービスから在宅介護の実際について、リハビリテーション室からは自宅でできる筋力トレーニングの紹介と実技指導がありました。キャンサーセンターの福澤理香・臨床心理士は、「もしもの時の話し合い」と題して、ゲームを取り入れた講義を行いました。
     「縁起でもない話でも、もしもの時のことを身近な人と考えてほしい」と、「人生会議」の大切さを強調。カードを使った「もしバナゲーム」で、自分の人生観や価値観を考えてもらいました。参加者は「もしバナゲームはこれからの生き方を考えるきっかけになりました」と話していました。

    南薫校区の方30人が参加した出張講座


    人生会議「もしバナゲーム」で自分の考えと向き合う
  • 2020.12.01 外国人研修生のハンさんが来日

     特定技能資格者のハン・スレイニックさんが2020年12月より、介護職(看護助手)として社会医療法人雪の聖母会(井手義雄理事長)で研修をおこないます。ハンさんはカンボジア出身。カンボジア大学で国際関係を学び、英語が堪能です。在学中に日本語を学び、長野県小諸市で技能実習生として1年間過ごしました。
     研修に先立ち井手理事長と面会し「もともと人の面倒を見るのが好きで、カンボジアはこれから高齢化社会になるということもあり、介護に興味を持ちました。研修期間中に日本の生活や介護についてしっかりと学びたい。」と抱負を語りました。

    ハン・スレイニックさん(左)と井手理事長(右)
  • 2020.10.29 久留米市ドクターカー事業に参入

     久留米市ドクターカー事業に2020年11月から聖マリア病院(島弘志病院長)が加わることになり、10月29日、同院で久留米市と久留米広域消防本部の3者による協定締結式がありました。
     締結式では、大久保勉市長、秋吉弘章消防長と島病院長が協定書に署名。島院長は「どこよりも住みたい街を目指す久留米市は充実した医療の街でもあります。久留米大学病院とともに久留米の二つの救命救急センターとして、高度な医療の実現に尽くしてきました。ドクターカー運行では、久留米大学病院、広域消防本部と三位一体となって努力していきたいと思います」とあいさつ。
     大久保市長からは「新型コロナウイルス感染症の対応でも特別な貢献をいただいている聖マリア病院は“断らない救急医療”のプロフェッショナルです。ドクターカーは市民の命を守るのに有益な制度で、運行に力を借りられるのはありがたいです」と感謝の言葉をいただきました。

    ドクターカーの前で(左から)大久保市長、島病院長、秋吉消防長