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イベント開催報告

  • 2022.11.29 バンビーノ・ジェズ小児病院と国際交流協定を締結

     聖マリア病院と聖マリア学院大学は11月29日、バチカンのバンビーノ・ジェズ小児病院と包括的な国際交流協定を締結しました。教育・研究の学術交流、保健、医療、福祉の奉仕活動をカトリックの理念に基づき実践するため、今後アジアを中心に協力を推進していきます。
     協定締結式は、当院とバンビーノ・ジェズ小児病院をネットで繋ぎ実施。当院からは井手義雄理事長、谷口雅彦病院長、ジュセッペ・ピアッツィニ法人司祭、前野泰樹副院長、神代明美看護部長ら7人、学院大学から井手三郎理事長、井手信学院長、バンビーノ病院からマリエラ・エノック理事長、ミケレ・サラタ緩和ケアセンター院長、ルイジ・ズカロ生命倫理専門医・司祭ら5人、カトリック・ミラノ外国宣教会からアンドレア・レンボ日本管区長が参加しました。
     WEB画面を通じて出席者の紹介と協定書の内容確認を行った後、当院と学院、バンビーノ病院の各理事長が協定書に署名しました。参加者全員が拍手をして協定締結を祝福しました。
     当院の井手義雄理事長は、新型コロナ禍の中で「フランシスコ教皇のメッセージが唯一の心の支えとなりました」と感謝の言葉を述べ、困難を乗り越えるために新たな国際活動に踏み出した経緯を説明。職員2600人のうち410人がコロナ陽性となり、100人が濃厚接触者になるような状況でも診療を止めずに済んだのは、「職員全員がカトリックの理念を理解し、奉仕の精神で医療活動を行った結果と思います」と話しました。
     マリエラ理事長は「バンビーノは教皇様の病院で、世界の人々に門戸を開いています。アジアで新しい活動の場ができうれしく思います。今後も多くの子どもたちを救うため国際交流協定に従って活動していきたいと思います」との決意を示し、来年春には当院を訪問することを約束しました。

    バンビーノ・ジェズ小児病院のスタッフが映し出されたWEB画面を背に写真に納まる
    (前列右から)井手三郎学院大学理事長、井手義雄聖マリア病院理事長、カトリック・ミラノ外国宣教会アンドレア日本管区長ら


    ▽バンビーノジェズ小児病院
    1869年に創立。ローマのサンピエトロ寺院に近いジャニコロの丘にある小児科専門の高次先進医療施設。24時間対応の救急部も併設しています。1歳児に世界最小の人工心臓手術を施すなど、国際的に重要な小児保健センターの一つとして認められています。