• 社会医療法人 雪の聖母会 聖母の家・地域共生センター
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イベント開催報告

  • 2024.12.25 イエズス・キリストの生誕を祝う 合同クリスマス会開催

     聖マリア病院などを運営する社会医療法人雪の聖母会(井手義雄理事長)は、12月25日、クリスマス会を開催しました。当院が開院した1953年に始まり、今年で72回目の開催。現在は、グループ法人である学校法人聖マリア学院(井手三郎理事長)、社会福祉法人平和の聖母(井手信理事長)の3法人合同で開かれており、コロナ禍を経て、5年ぶりの通常開催となりました。
     はじめに、聖マリア病院外来診療棟に隣接する雪の聖母聖堂でクリスマスミサが行われました。カトリック福岡教区長のヨゼフ・アベイヤ司教、当法人専属のジュセッペ・ピアッツィニ司祭ほか8人の神父が司式を務め、患者さんや地域住民、職員ら約100人が参加しました。
    イエズス・キリストの生誕を祝い、世界の平和や人々の健康を祈りました
    イエズス・キリストの生誕を祝い、世界の平和や人々の健康を祈りました


     ミサ終了後は院内の照明を落とし、薄闇の中で職員や看護学生らがキャンドルを手に聖歌を歌いながら病棟を回るキャンドルサービスを行い、それに合わせて9人の神父が患者さんら約1000人一人一人にプレゼントのお菓子とメッセージカードを手渡しました。
     2週間前から小児病棟に入院する小林佳歩ちゃん(6)は、プレゼントを楽しみにしていたと言い、喜びみに満ちた様子でケーキを受け取りました。婦人科病棟に入院する50代女性は「直接プレゼントを受け取れて嬉しいし、心の癒しになった。ぜひ、これからも続けてほしい」と話しました。
    笑顔でプレゼントを受け取る小林佳歩ちゃん
    笑顔でプレゼントを受け取る小林佳歩ちゃん

    一緒に頑張りましょうと声を掛けながらプレゼントを手渡すヨゼフ・アベイヤ司教と谷口雅彦聖マリア病院長
    一緒に頑張りましょうと声を掛けながらプレゼントを手渡す
    ヨゼフ・アベイヤ司教と谷口雅彦聖マリア病院長

     
    ▼今回、司祭団を務めていただいた神父たちです。ご協力いただき、ありがとうございました。
     ・ヨゼフ・アベイヤ司教
     ・ジュセッペ・ピアッツィニ神父
     ・青木  悟 神父
     ・浦川  務 神父
     ・川上 惣一 神父
     ・田中 重治 神父
     ・寺浜 亮司 神父
     ・牧山 強美 神父
     ・宮﨑 保司 神父
     ・山頭原太郎 神父

     
  • 2024.12.14 第74回聖マリア医学会学術集会を開催

     第74回聖マリア医学会学術集会学術集会(聖マリア病院など主催)が12月13、14の両日、聖マリア研究センターと聖マリア学院大学の各会場で開催されました。「チームで取り組もう! 目指すべき地域医療」をテーマに、各種講演会や展示、交流会が開かれ、市民やグループ職員など2日間で延べ約750人が来場しました。
     13日の市民公開講座「認知症を知ろう and 落語」では、認知症が分かりやすく解説され、落語会では会場が笑いに包まれました(※別稿のイベント開催報告を参照)。
     14日の学術集会では、当院の虐待対策委員会30周年の取り組みが紹介され、日本子ども虐待医学会副理事長を務める社会医療法人聖ルチア会 聖ルチア病院精神科の神薗淳司医師が「精神医学に学ぶ子ども虐待医療の展望」の題で記念講演しました。神薗医師は、子どもの虐待は生命や安全を脅かすだけでなく子どもへの重大な権利侵害であることを強調し、医療従事者が関わっていく大切さや課題などについて話しました。
     そのほか、医療的ケアを必要とする子どもの対応について議論した看護実践交流会や福岡市に本部がある国際連合人間居住計画(国連ハビタット)の活動報告、厚生労働省幹部による今後の医療政策についての特別講演会、職員による一般演題のプログ
    ラム(口演、ポスター展示)などが行われました。


    神薗淳司医師を講師に迎えた虐待対策委員会30年の記念講演会

    医ケア児の対応について議論した看護実践交流会

    国の医療政策の方向性について解説した眞鍋馨厚労省課長

    ポスター発表の説明を聞く来場者たち
  • 2024.12.13 市民公開講座「認知症を知ろう and 落語」で学びと笑い
     

     聖マリア病院は12月13日、聖マリア研究センター 井手一郎ホール(久留米市津福本町)で市民公開講座「認知症を知ろう and 落語」を開催しました。認知症に関心を持つ市民や職員など約250人が参加しました。
     講演会では、慶應義塾大学再生医療リサーチセンターの森本悟副センター長が「他人ごとではない。皆で認知症を知ろう」の題で講演しました。認知症の患者さんの症状や超高齢社会における認知症との向き合い方などについて解説し、介護者が孤立せず安心して介護に取り組める環境づくりが重要だと強調しました。
     落語会では、FBSテレビ「めんたいワイド」でお馴染みの落語家立川生志さんが、落語家になるまでの自らの体験を笑いを交えて紹介したあと、古典落語の演目「井戸の茶碗」を披露しました。その軽妙な語り口が会場を沸かせていました。
     当日は、今年4月に落成した聖マリア研究センターの見学会・研究紹介もあり、同センターの取り組みについて市民の皆さんに知ってもらう機会となりました。


    認知症の症状・治療法、介護のあり方を話す森本悟副センター長

    満席となり、賑わいを見せた井手一郎ホール

    古典落語「井戸の茶碗」を披露した立川正志さん

    市民の皆さんに研究センターを解説